フレークライニング工法について
フレークライニングとは鱗片状のガラス粉末を液状樹脂に加え混練し、ペースト状としたものをコテ、ローラー刷毛、スプレーなどの工具を用いて施工し所定の厚みに仕上げる工法です。
フレークライニング皮膜の中には、薄い片が水平に重なっているため(1mm厚さの中に数十の層)薬液やガスの浸透、水蒸気拡散に大して強い耐性に優れています。
収縮が小さい為に熱膨張係数を抑え素材への接着も強固、耐熱性能・耐摩耗性能が非常に強力なフレークライニングは、ステンレス鋼やチタンでさえも維持が難しい腐食性が強い排煙脱硫装置などにも採用されるといった優れた性能が特徴です。
施工例
フレークライニング工法の種別
コーティング工法 | 散布回数2回~3回 厚み:350μ以上(刷毛塗りによる施工) |
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コテ塗り工法 | 散布回数2回 厚み:1.5T以上(コテ塗りによる施工) |
フレークライニング材料による耐性の違いなどについて
【品番及び使用樹脂】 | 【適応範囲及び温度条件】 |
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K-1P イソフタール酸系樹脂 | 耐酸 60℃ |
K-2R ビニルエステル系樹脂 | 耐酸・耐アルカリ・耐熱 80℃~100℃ |
K-3B ビスフェノール系樹脂 | 耐酸・耐アルカリ 80℃ |
K-4N ノポラック系樹脂 | 耐酸・耐溶剤・難燃性 80℃ |
K-5E エポキシ樹脂 | 耐アルカリ 60℃ |
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